池上の魅力

招福万来!
池上七福神めぐり&久寿餅(くずもち)でゲン担ぎ

年が明けてまもないこの季節は、門前町の風情を楽しみながらの「池上七福神めぐり」としゃれこむのが池上人流!
1年の福徳をたっぷり願ったあとは、縁起物の池上名物・久寿餅(くずもち)に舌鼓を打つとしましょう。

御朱印スタンプを集めて招福 池上七福神めぐりへGO!~「養源寺」ほか~ もちもち食感「浅野屋本舗」のくずもちで幾久しい長寿を願う

御朱印スタンプを集めて招福 池上七福神めぐりへGO!~「養源寺」ほか~

世界的に未曾有の事態に見舞われた2020 年が過ぎ去り、迎えた新年。
まだまだ遠くへの旅はかなわないけれど、こんなときだからこそ、身も心もリフレッシュしたいと願う方も多いのでは?
そこでオススメするのが「池上七福神めぐり」。
家庭円満や商売繁盛、無病息災などにご利益があるといわれる「七福神」を祀った7つのお寺を巡拝しつつ、のんびりまち歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【七福神めぐりとは?】

七福神は7柱の神様(※)の総称で、それぞれの神様の“国籍”は、インド、中国、日本と異なります。七福神の歴史は古く、室町時代末期に京都で発祥し、やがて江戸時代になると「七福神めぐり」として庶民の間で大流行し定着。その後、時代の移り変わりにより一時は衰微したものの、昭和後期に再び人気を集め全国的に復活を遂げました。

(※)7柱の神様とご利益、池上で祀られている7つのお寺は以下のとおり。休憩をはさみながら徒歩ですべての寺をめぐるのにかかる所用時間の目安は約2時間です。

●布袋尊(ほていそん)/曹禅寺(そうぜんじ)
弥勒菩薩の化身。笑門来福、夫婦円満、子宝の神
●毘沙門天(びしゃもんてん)/微妙庵(みみょうあん)
四天王の一仏で別名「多聞天」。威光と財宝授与の北方守護の武神
●大黒天(だいこくてん)/本光寺(ほんこうじ)
インドの神様と大国主命との神仏習合神。大地を掌握。財宝、福徳開運の神
●弁財天(べんざいてん)/厳定院(ごんじょういん)
七福神唯一の女神。芸術、弁舌、才智、財宝を司る神
●樹老人(じゅろうじん)/妙見堂(みょうけんどう)
老子と南極星の信仰が融合した長寿と学を授ける神
●恵比寿天(えびすてん)/養源寺(ようげんじ)
七福神唯一の日本の神様。商業漁業繁盛、家庭円満の福の神
●福禄寿(ふくろくじゅ)/本成院(ほんじょういん)
南極老人星の化身。幸福、禄、寿命を授ける神

(出典:「招福万来 池上七福神めぐり」MAP)
「池上七福神めぐり」の巡拝ルートは自由に選べる。
お寺には「招福万来 池上七福神めぐり」MAP(上)が設置されているので手に取ってみよう。

今回、七福神めぐりのスタート地点としてご紹介するのは、呑川沿いにある「養源寺」。ここでは商売繁盛や家庭円満のご利益があるといわれる恵比寿天が祀られています。恵比寿天は、七福神のなかでは唯一の日本の神様です。

「養源寺」は池上駅から徒歩約10 分、七福神が祀られているお寺の中では最東端に位置する。
恵比寿天像は社務所内に祀られている

参拝を済ませたら、七福神の御朱印スタンプの台紙となる専用色紙を購入しましょう(1枚500 円)。 色紙はすべてのお寺で入手可能。希望すれば色紙に日付も入れてくれます。

上左/養源寺ではスタンプ台が社務所脇に設置されている。願いを込めながらいざ押印!
上右/「池上七福神めぐり」では、御朱印スタンプ以外にも、各お寺の名前と祀られている神様が記されたお札ももらうことができる
柔らかな物腰が印象的な住職の前田宣明さん。養源寺は1648(慶安元)年、松平隆政の母、養源院殿妙荘日長大使の発願により、荏原郡浜竹村にあった本成寺を現在の地に移して養源寺と改称し開創。1804(文化元)年火災で全焼し、その後、智海院日勝尼を初代として1945(昭和20)年まで尼僧寺であったという。

この日、七福神めぐりについてお話を伺ったのは、養源寺13 代目住職の前田宣明(せんみょう)さん。「ぜひ、池上七福神をめぐって多くの福を授かっていただければと思います。7つのお寺を巡るのにかかる時間は2時間ほどですから、運動不足の解消や、なんだかむしゃくしゃするな、と思ったときのリフレッシュにもぴったりですよ」

お参りしたあとには、境内をぐるりと散策してお寺ごとに趣の異なる風情を味わいたいもの。ここ養源寺は「花のお寺」としても知られ、桜や紫陽花、つつじなど丹精された美しい花を楽しむことができます。
「池上の七福神めぐりは1年中対応していますから、ぜひその季節ならではの風情を楽しんでほしいですね」(住職・前田さん)

養源寺で毎年桜の時期に行われる「花まつり」(2020 年は中止)は、古くから寺社とまちの結びつきが深い池上ならではの風景。この時期はライトアップもされ見事な夜桜が楽しめる。

また、養源寺のビュー・ポイントの1つは、裏山の山頂からの眺め。本堂横の通路をくぐり階段を上ると山頂へと抜けられます。池上本門寺方面へも通り抜けできるため、地域の方たちの憩いの散歩スポットに。見晴らしのよさから、早朝に「ご来光」を拝みに訪れる方もいるのだとか。

初夏には階段沿いにあふれんばかりの紫陽花が咲き誇る「あじさいロード」がお目見え。

地域の方たちにとって、養源寺は単に法事やお葬式をする場というだけではなく、生活に密に関わる開かれた場であることがしみじみと伝わってきます。

養源寺の敷地内には、人気のカフェ(上)や鍼灸院があるのもユニーク。

こうして、実際に訪れてみると、思いもよらない出会いや発見をもたらしてくれるのも「池上七福神めぐり」の魅力と言えるでしょう。7つのお寺を1日でめぐるもよし、数日かけてめぐるもよし。御朱印スタンプが7つ押された色紙は、大切に部屋に飾って1年の福をお祈りしましょう。

養源寺 (恵比寿天)
住所:大田区池上1-31-1
【上記以外】
曹禅寺(布袋尊)
住所:大田区池上7-22-10
微妙庵(毘沙門天)
住所:大田区池上3-38-23
本光寺(大黒天)
住所:大田区久が原2-19-17
厳定院(弁財天)
住所:大田区池上2-10-12
妙見堂(樹老人)
住所:大田区池上1-31-10
本成院 (福禄寿)
住所:大田区池上1-35-3
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